Lady Mari

ウェストハイランドホワイトテリア

2017-01-01から1年間の記事一覧

挨拶

マリは家族が帰ってくると玄関まで出迎えて耳を下げしっぽを振り振り口を舐めてくるのですが、冬の寒い時期は暖房のきいたリビングでぬくぬくしていたいのか、ソファで寝そべって待っています。 ドアが閉まっている時はドアの前で待っていてくれるのですが、…

背中で遊ぶ

マリが隣に来て伏せの姿勢になるとついちょっかいを出したくなります。 背中をまっすぐにのばしてくつろいでいると、自然に手が背中に伸びます。 なでられるのは問題ないのですが、おもちゃ扱いは断固拒否します。 背中を鍵盤にすると、一音につき、う~っと…

出来ないふりと「やって」

マリは人間にやってもらった方が楽で便利だということにすぐに気付いたようで、何かと人に頼ってきました。 例えば、ソファに登るとき、抱っこしてあげてもらった方が自力で登るより楽なようで、ソファに上がりたいときは、こちらの方をアイコンタクトしなが…

表情を作る

マリは表情がとても豊かでしたが、白い顔に黒い目がはっきりと見えるからでしょう。 時々わざわざ私の目の前にきて目をしょぼしょぼさせてきました。おすわりしながら居眠りして、また目をあけてこちらを見て、また居眠り。 何度も瞬きするのです。犬が瞬き…

ウェスティの声

ウェスティは狩猟犬だったので良く吠えます。物音がするとさかんに吠えたてるのですがその声の音量がものすごく大きいのです。 小型犬はキャンキャンと吠えると思っていた私はその声のボリュームにびっくりしました。かなり騒音レベルで、ウォンウオンと地響…

皮膚病

まだ子犬の頃、近所を散歩していると、同じ犬種のウェスティを散歩している女性に出会いました。 ウェスティに会うのは初めてでした。立ち止まり少しお話ししました。 皮膚は大丈夫?と聞かれ、私が???という顔をすると、ウェスティは皮膚が弱いくて赤く…

初めてのお散歩

動物病院でワクチンなどを済ませて、いよいよお散歩だとはりきって出かけた日のことはよく覚えています。 マリも喜び勇んでしっぽをぴんと立てて先頭を足早に歩きます。 登りの坂道の石の階段を元気よく勢いよく一気に登っていくのでこちらもリードに引っ張…

ウェスティの毛皮

段々と涼しくなってきました。 あっという間にストーブを出す季節になりそうです。 ストーブというと、思い出すのが異常にマリが寒がりだったということです。 良く取り合いをしました。 ストーブを出して私が真正面に座ると、隣にぴったりとくっつくように…

お留守番苦手

ある時、用事がありマリを預けようとしたことがありました。ペットホテルの看板を見つけ連れて行くと、ウェスティは預かれないと断られました。 理由は捨てられたと勘違いして寂しかるからだそう。 たしかに、家からちょっと庭に出て戻ってきただけでも、耳…

子犬の遊び方と甘噛み

犬と暮らし始めて一番驚いたことは、子犬の遊び方の激しさです。 ぬいぐるみを与えてみると、すごい剣幕でぬいぐるみに体当たり、噛みつき、振り回します。まるでワニのデスロールのように容赦なく徹底的に攻撃します。 一緒におもちゃで遊ぶときに、おもち…

老化現象

最初に気付いたのは視力の低下です。散歩中によく溝に落ちるようになりました。おっちょこちょいと笑っていたのですが、何度も落ちるので不審に思っていたら、目が白く濁りだしました。 病院に連れて行くと白内障だと言われ、老化現象だと教えられました。 …

マリとの出会い

犬を飼うことになりペットショップに行ったのですが、ウェスティと決めていたわけではなく、出会いは偶然でした。 マリは、柴犬と同じケージの中にいて、ちょっとひがんだような表情をしてこちらに無関心に見えました。 こちらは愛想のない犬だなというのが…

最期の日

マリが亡くなった日から書き始めようと思います。 私にとって一生忘れられない日となりました。 マリが亡くなるときは決して一人で誰にも知られないまま逝ってほしくないと強く思っていました。 どうか死に一緒に立ち会わせて送らせてほしいと願っていました…

はじめに

マリが亡くなってからもう10年がたちますが、一日も彼女のことを忘れたことはありません。 毎日在りし日の彼女の姿を思い出します。 初めて飼った犬だったため、至らぬことが多く後悔も多いためだと思います。 これから犬と暮らす方にも少しでも役立てばと思…