Lady Mari

ウェストハイランドホワイトテリア

最期の日

マリが亡くなった日から書き始めようと思います。

私にとって一生忘れられない日となりました。

 

マリが亡くなるときは決して一人で誰にも知られないまま逝ってほしくないと強く思っていました。

どうか死に一緒に立ち会わせて送らせてほしいと願っていました。

その思いが通じたのでしょう。

 

明け方、私の名前を呼ぶ声がしました。今まで聞いたことのない可愛らしい声でした。

私の名前を何度も「〇〇ちゃん」と呼びかける声が頭からか背中の方からかはっきりしませんでしたが聞こえて、とにかく、寝ている私はその声に目覚めました。

急いで彼女のいる部屋へ駆けつけると、荒い息をして白目のようになって苦しそうな状態の彼女がいました。

 

数時間前には穏やかに静かに眠っていたので仮眠しにいっていたのでした。

彼女の急変に驚き、急いで家族を呼び、囲むように座りました。

集まってから、数分後、最後の息を精一杯して息を引き取りました。

もう楽になってもいいよ、頑張ったね、立派だったよ、と話しかけたので安心したのでしょう。

 

私の願いを叶えるため、苦しい中、私を呼んでくれた彼女に大きな愛を感じました。

これまでも私に精一杯の愛を与えてくれていましたが、このとき、言葉を話さない動物とも意思疎通できること、言葉というもの以外に繋がれることを改めて感じました。

 

犬はあらゆる感覚を使って人間と繋がれる生き物だと思っています。

犬の持つ叡智を感じました。

 

私の感情や思いはこの日だけでなく彼女にいつも伝わっていたのでしょう。

私を愛し許してくれていた彼女にこのブログをささげます。