Lady Mari

ウェストハイランドホワイトテリア

マリとの出会い

犬を飼うことになりペットショップに行ったのですが、ウェスティと決めていたわけではなく、出会いは偶然でした。

 

マリは、柴犬と同じケージの中にいて、ちょっとひがんだような表情をしてこちらに無関心に見えました。

こちらは愛想のない犬だなというのが第一印象でした。

 

他犬種に決まりそうになったところで、急に家族が難色を示し、ではこの犬種はどうかと言われたのがウェスティでした。

ホワイトテリアだと紹介されました。でも、背中の中央にうっすらと茶色に見える毛があります。柴犬と一緒のケージに入れられていたこともあって、柴犬の血が入っているのではと思ってしまいました。

 

見た目、白い柴犬のようでしたが、ペットショップの方が、成犬になったらああなると指さした壁のポスターは長毛の丸い顔と四角いボディの姿で子犬とは別犬種のような犬でした。

 

えー?と家族一同驚き、半信半疑でしたが、マリに決定したのです。

マリは、ケージから出されるとややこわばっていましたが、車の中では指を舐めながら私の顔を見つめ微笑んでくれました。

 

最初、不愛想な犬、と思ったのはすぐに消え、なついてくれたと嬉しかったのは覚えています。

マリはきっと、どうせ自分なんか選んでくれないといじけていたのでは?とその後彼女の性格を知るようになってから思いました。

 

マリはきっとペットショップから出たかったのだと思います。

どのような思いでケージにいたのだろうと思うと切なくなります。

 

あの日、一緒に車で連れ帰った日のことは昨日のことのように時々思い出します。