Lady Mari

ウェストハイランドホワイトテリア

皮膚病

まだ子犬の頃、近所を散歩していると、同じ犬種のウェスティを散歩している女性に出会いました。

ウェスティに会うのは初めてでした。立ち止まり少しお話ししました。

皮膚は大丈夫?と聞かれ、私が???という顔をすると、ウェスティは皮膚が弱いくて赤くなることを説明しながらその方の愛犬の足を見せてくれました。確かにすべての足が真っ赤です。通院しているのだそうです。

ウェスティはアトピーのようなアレルギー体質で皮膚の弱い子が多いみたいと教えてくれました。

その方はもうすぐ出産で一時的に離ればなれにならなくてはいけないので心配なことや、他にもウェスティを飼っているお宅が近くにあることなどを教えてくれました。

お話しを聞くとやはり同じ犬種なので、行動パターンに類似性があることを知りました。その方の愛犬もやはりべたべたするのはあまり好きではないけれど、飼い主さんが部屋から離れるとあとをついてまわるのだそうです。

 

その方のお話しを聞いてから、しばらくしてマリは1才になりました。

成犬になってそのことを忘れていた頃、マリも皮膚病になりました。

何歳だったかは正確には忘れてしまいました。

それ以降、ずっと定期的に通院です。

塗り薬や飲み薬が出され、いつも薬づけでした。

ウェスティは皮膚病の他にも体質的に弱いところがあり、良く病院に連れて行きました。

かゆくなるのかよく足をぺろぺろするのでいつも注意していました。

その点は本当に見ていてかわいそうでした。痛くはないと思いますが、気になるようでした。

白い毛の中から覗く肌が真っ赤になっていて痛々しく見えるのでした。

本来なら健康的なピンクの肌が白い毛から見えてコントラストが綺麗で可愛いのです。

犬には体質的にかかりやすい病気があることをこの時知りました。

犬を実際に飼ってみないと分からないことが本当にたくさんありました。

 

この時、面白いと思ったことがあります。

マリは、しつけを誤ったために他の犬にはいつも吠えていたのですが、同じ犬種に会った時だけ大人しくなり決して吠えません。仲良くなるとまではいいませんがとにかく吠えないのです。これは不思議なことでした。

その後何回かウェスティと出会う機会がありましたが、例外なく吠えず友好的な態度をとりました。

仲間意識でもあるのでしょうか?とにかくユニークだと思ったことでした。